スポンサードリンク

気胸(肺に穴の開く病気)

2007年07月29日

気胸は、なんらかの原因で肺に穴が開いてしまう病気です。
気胸になると呼吸が苦しくなったり、胸に痛みを感じたりすることが
あります。

肺は通常、胸壁という肋骨や筋肉から構成されるものの中にあります。
なんらかの原因で、肺に穴が開いてしまうと、肺からもれた空気が、
肺と胸壁の間の胸腔というところにたまってしまい、肺が膨らまなくなって
しまいます。この状態を気胸といいます。

気胸は原発性気胸と続発性気胸と大きく2つに分けられます。
原発性の方は、健康な人に突然起きます。統計的には、20歳前後が
多く、痩せて背の高い男性に多く見られます。
肺の表面に風船のような肺のう胞ができて、これが破裂して症状が
現われます。

続発性気胸は60歳代の男性に多く見られ、間質性肺炎や肺気腫、
肺線維症が原因となって起きます。

気胸が軽い場合は、肩こりや背中、前胸部の痛み、息苦しさなどの
症状が現われますが、重いと呼吸困難になることも。

軽い場合、無理をしなければ自然に穴がふさがることもあります。
それ以外ですと、胸腔にたまった空気を抜く胸腔ドレナージという
治療を行なうようになります。
数日から1週間入院して空気を抜く方法が一般的でしたが、最近
では携帯用のドレナージもあり、通勤通学しながらの治療も可能です。

気胸は再発しやすい病気です。再発した場合は、手術を行いますが、
手術は通常体への負担が少ない胸腔鏡手術で行ないます。
全身麻酔をし、側胸部に直径1cmほどの穴を2~3ヶ所開けて、胸腔鏡
や自動縫合器をさし込み、風船状ののう胞を切り取って縫います。
手術後の再発率は低くなります。(10%程度)




Posted by marin21 at 20:19